Kanonは「心地よい選択のできる世界をつくる」をミッションに、クリエイティブの制作を行うベンチャー企業です。
人生は常に選択の連続。1つの選択が明日の自分をつくり、時に運命さえも変えてしまう。その1つ1つの選択に納得感を持てる人が増えたら、そしてその選択が誰かの笑顔に繋がるとすれば、人々の幸福度はあがり、幸福の連鎖を生み続けられるのではないかと私たちは考えます。
今回は、Kanonの創業初期から継続的にご依頼をいただき、HP制作から製品カタログ、展示物までさまざまなクリエイティブを共に進めてきた、COCOPLUG株式会社様にインタビュー。ご依頼いただいた経緯や実際に制作を共にして感じたKanonの魅力、「こんな企業におすすめしたい」といったポイントをお伺いしました。※2024年5月取材
EV充電器やBCP製品を手がけるCOCOPLUG株式会社
ーー本日はありがとうございます。まず、簡単な自己紹介からお願いいたします。
COCOPLUG株式会社でプロダクトマネージャーを務めています、河口と申します。
弊社は、EV充電器の販売やそれにまつわる関連設備の施工・設計、保守メンテナンスなどを手がけております。
また、外部のチームや企業様と連携を取りながらプロジェクトを進めている段階ではありますが、BCP(事業継続支援)というカテゴリーにおける製品開発にも取り組んでいます。
私の肩書きとしては“プロジェクトマネージャー”ではあるのですが、ベンチャー企業で少人数体制ということもあり、営業から経理、資料作成など担当業務は多岐にわたります。
Kanonさんには、HPやパンフレットの制作といった広報・販促面をサポートいただき、いつも大変お世話になっております。
ーーこちらこそ、いつもありがとうございます。まずは御社の事業についてお尋ねいたします。主力商品である「EV充電器」は現在、どういった場所に設置されることが多いのでしょうか。
たとえば商業施設、キャンプ場やゴルフ場、マンションなどの集合住宅といった場所でしょうか。
弊社のEV充電器は「利用した分だけの充電料金を支払う」という課金システムを採用しております。また、本体サイズが世界最小クラスで取り付ける場所を選ばないという特長があります。
“人が集まる場所”においても1基から手軽に設置できるというメリットから、幅広いニーズで導入いただいていますね。
ーーBCP分野においては「コンテナハウス」の普及にも取り組まれていますよね。新規事業としての現況や今後の展望をお聞かせください。
はい。「コンテナハウス」は、災害などの非常時に臨時オフィスや復旧活動の拠点になるとして近年、注目が高まっています。
弊社のBCP災害対策コンテナハウスにおいては、太陽光発電と蓄電池、遮熱材、EV充電器を設置します。電力会社から一般の家庭に配電する”商用電力”を使わずに、同時給配電ができる仕組みとなっており、使用し続けながらも充電した電気が減らないような特殊回路で設計をしています。
今後も改良を重ね、コンテナハウスの概念にとらわれる事なく、必要な場所で必要なエネルギーを自由に設計し、限りあるエネルギーを無駄なく活用したいと考えています。
あとは、これまでにお問い合わせいただいた例でいいますと「山奥の建設現場に欲しい」といったお声があります。多方面でさまざまなお声を聞きながら、ニーズを探っている状況です。
災害が多い昨今、有事の際も事業がきちんと継続できるという環境は今後も求められていきます。そこに貢献できるよう、BCP関連製品の開発に注力しています。
まだ創業初期であったKanonに依頼を決めた理由
ーー御社の二軸である製品・サービスを販売していくにあたり、HPやパンフレットの制作をKanonで担当させていただいています。まず、どういった点でご依頼を決めてくださったのか、お伺いしてもよろしいでしょうか。
最初に依頼させていただいた当時は、Kanonさんも法人化されて間もない…確か、半年ほどのタイミングでしたよね。
実は依頼前に、Kanonさんの前身となる「KanonClass」の活動や発信されている記事などをインターネット上で検索して、拝見させてもらっていました(笑)
ーーそうなんですか!?見ていただけたことは大変嬉しいのですが…今それを知って、驚きです(笑)
すみません、いろいろ検索しちゃって…(笑)
代表の岩津さんとはもともと知り合いだったのですが、記事の中には、私の知らない岩津さんの一面がありました。特に印象深かったのが、一緒に働く仲間とのチームワークの良さです。関わっている方々を大切にしたいという想いが、記事を読んでみてとても伝わってきました。
まだ日が浅い会社ではあったけれども、Kanonさんなら私たちの会社にも誠実に向き合ってくれるだろうという確信がありましたね。
もちろん、他の制作会社も検討はしていたのですが、実際に話を進めていただいたのはKanonさんだけでした。
ーーそうだったのですね。ありがとうございます!確かに、Kanonではクライアント様に対してもクリエイターさんに対しても、誠実に1つ1つ丁寧に向き合ってお役に立てるように努力する、という方針を持っています。こうやって誰かの心に触れる瞬間があるのだなと思うと、普段の発信活動の重要性を改めて感じます。
そうですよね。今後の発信も楽しみにしています。
Kanonと共に制作を伴走して感じたこと
ーーその当時はまだ、COCOPLUG様も法人化される前でしたよね。EV充電器のLPを制作させていただいたのが始まりでした。当時のご感想をお伺いできますか。
担当デザイナーさんと何度もやり取りをさせていただいたのですが、初回のヒアリングの段階から、弊社の事業や製品について一生懸命理解しようとしてくださる姿勢が印象的でした。専門的な内容についてもきちんと調べて臨んでくださったのがよくわかりましたし、疑問点があれば実直に聞いてくださいました。
特殊な分野ですので、理解が難しかったところも多々あったかと思いますが、向き合ってくださることがすごく嬉しかったです。
チャットでのオンライン上のやり取りも多くありましたが、とても丁寧にレスポンスをくださいました。信頼できるクリエイターさんとご一緒させていただいている実感がありましたね。
ーー今後も事業理解を深め、お客様が発信したいもの、製品やサービスの魅力をより柔軟に表現していきたいなと思っています。弊社では現在、WebやDTPに限らず、幅広いクリエイティブに携わらせていただいていますが、今後、弊社に期待することはありますか。
LPの他に、過去に製品カタログも制作いただき、弊社の販促ツールとして欠かせないものになっています。製品の魅力をすごくわかりやすく記載していただけたことで、営業というところがぐんと楽になったんですよね。
今後もそういったツールを、Kanonさんと一緒にもっと作っていきたいなと思っています。
弊社では思いつかないような発信する言葉の“力”みたいなものが、Kanonさんのクリエイティブの中にあると思うので、今後もそういった面でご提案くださると嬉しいです。
あとはやはり、弊社の立ち上げ当初からの事業フェーズをすべて知ってくださっている点も心強いですね。弊社の事業で「今、こういう局面で大変なんだ」というようなこともすべてお伝えできる関係性が築けている、というか。
苦しい部分も理解いただいて、制作に反映いただける…依頼した内容のみならず、相談事や困り事に寄り添って制作いただけることに、すごく安心感があります。
ーー“事業理解”にとどまらず、会社と会社、人と人との信頼関係のようなものかもしれませんね。お互いの“すべて”を共有し合って、お互いが納得した上で制作を進めさせていただいているので、弊社としても深いやり取りができている実感があります。
そこは何というか…代表の岩津さんもそうですけど、いつもご担当いただいている安達さんの“お人柄”だと思います。いつも感謝しています。
ーー本当ですか!ありがとうございます。会社として“自分たちだけが良くなれば”とは思っていなくて、クライアント様も、そして制作を担当してくださるクリエイターさんも、全員が納得してタッグを組むことが、一番良いエネルギーに変わるということは、代表の岩津とも常に話していますね。そういった自分たちのスタイルを評価いただけて嬉しいです。
KanonのミッションとCOCOPLUGのこれから
ーーKanonは「心地よい選択のできる世界をつくる」というミッションを掲げています。それに関連して、御社が“思い描いている未来”についてお伺いしてもよろしいですか。
電力をはじめとするエネルギーの分野は、人の生活に欠かせないインフラだと思っています。
その中で弊社が提供しているEV充電器や開発中のコンテナハウスは、エネルギーの活用を目指したさまざまなシステムを導入しています。
たとえばEV充電器でいえば、設置場所の利用可能電力量(※電力会社との契約による)や電力会社の発電方法などに応じて、充電の量やそれにかかる電気料金を調整できる「デマンドコントロール機能」を採用しています。
これにより、太陽光発電など自然エネルギーでの発電が多い時にはEV充電器での充電を増やしたり、逆に化石燃料での発電が多い時には充電を減らしたり…といった調整が可能になります。使うエネルギーを選び、無駄なく活用することに繋がり、また電気料金の節約にも繋がります。
平常時であっても災害時であっても、エネルギーには”限り”がありますよね。その限りある資源を、上手く分散させてみんなで使っていきたいという想いで、今後も事業を展開していきたいと考えています。
実は、EV充電器を販売しながら「EV車の普及率が必ずしも100%になる」とは思っていないんです。それが最適解だとも思っていなくて。
ガソリン車もハイブリッド車もPHEV車もあって良いし、さまざまなエネルギーで補い合える、バランス良く活用できる世界を目指したいと思っています。
ーーなるほど。そういった“みんなで共存していく”というお考えに、Kanonの理念と通ずるところがあるなと感じます。
COCOPLUGから見た「Kanonを勧めたい企業」とは
それでは、最後の質問です。Kanonを「こんな企業さんに勧めたい」「こういう企業さんと上手くマッチするのではないか」といったご意見を伺えますでしょうか。
そうですね…Kanonさんのサービスは、コミニュケーションをとても大切にしてくださるところが特長ですよね。弊社が設立当初にご相談させていただいたように、起業に対してさまざまな不安を抱えているスタートアップの企業さんには、特におすすめしたいなと感じますね。
クライアントの悩みを本当に親身に聞いてくださるので、密にコミュニケーションを取りたいという企業さんの、良いパートナーになってくれるのではないかと思います。
ーーありがとうございます。打ち合わせや文面でのやり取りにおいてもコミュニケーションを大切にしているので、そう言っていただけて大変光栄です。
実は私、打ち合わせでは、いつも安達さんに弊社の話をたくさん聞いていただいているので「いつか安達さんの話も、こちらから上手く引き出して聞いてみたいな」と企んでいるんですけど…なかなかそこまで達成できなくて(笑)
ーーそうなんですか!?ぜひ、何でも聞いてください!(笑)
はい(笑)Kanonさんとの打ち合わせは、いつも本当に「楽しい」という印象です。
ちょっとした雑談の中からも人間性が垣間見えるというか…とても話しやすいなと感じます。それがその後の、実際の制作フェーズにおけるスムーズなやり取りに繋がっているなと思いますね。
ーー「雑談しよう」と特に意識しているわけではないのですが…そういう側面もあるかもしれないですね。また次回の打ち合わせでもぜひ、一緒に雑談しましょう!
そういえば、オンライン通話でのやり取りが多く、まだ一度もオフラインではお会いできていないですよね。それでも、これだけ深いコミュニケーションができているというのが、本当にすごいなと思います。
ーー御社は名古屋で、弊社は東京ですからね。まだ直接はお会いできていないですけれども…今年こそはお会いできると良いですね!
ぜひぜひ、宜しくお願いいたします!