広く浅く、だからこそできる。クライアントの挑戦を支える自分らしいカタチ|mari

Kanonは「心地よい選択のできる世界をつくる」をミッションに、クリエイティブの制作を行うベンチャー企業です。人生は常に選択の連続。1つの選択が明日の自分をつくり、時に運命さえも変えてしまう。その1つ1つの選択に納得感を持てる人が増えたら、そしてその選択が誰かの笑顔に繋がるとすれば、人々の幸福度はあがり、幸福の連鎖を生み続けられるのではないかと私たちは考えます。

今回は、Webディレクターのmariさんにインタビュー。Kanonの主軸事業であるKanonCREATORS(クリエイティブ制作事業)でもご活躍いただいています。

お客様からの幅広い依頼に応えるスタンスを貫き、“広く浅く”サポートできる強みを持つmariさん。目の前のお客様に真摯に向き合いつつも、常に新しい挑戦を楽しむ彼女に、Web業界で働くことになったきっかけや、今のスタイルを築くまでのお話をお伺いしました。

※2025年3月取材

目次

“Web”と“ピラティス”、2軸での働き方

――まず簡単に自己紹介をお願いします。

mariです。 2022年に会社員を辞めて独立後、Webフリーランスとして働き始め、今年の6月で3年になります。

フリーランスになってから出会いの中で仕事を頂くことが多く、Web全般、例えばEC運用からWebディレクションまで本当に色々なことに携わっています。また、ピラティスインストラクターの資格を去年取りまして、現在はWebの仕事とピラティスの仕事の2軸で活動しています。

――Web周りの仕事を具体的に教えていただけますか?

広く浅く、色々なことをしています。メインの仕事は、日本の玩具、例えばトレーディングカードやフィギュアなどを海外に向けて販売する事業を行う会社で、ECサイト運用のお手伝いやSNSの投稿作成などを担当しています。

それとは別に、海外の商品を日本で売るために代理店を探しているような会社と提携してお手伝いしたり、新しい事業に必要な LPなどを作ったりもしました。

お客様から「こういうことできますか」と頂いた依頼の中で、Web周りの仕事を私が担当するといったイメージですかね。

――広く浅く=お客様の要望にできる限り応えて来られた結果ですね。「海外に向けて」とのことですが、英語を使って対応されていらっしゃるのでしょうか?

そうですね。お客様対応で英語を使用したり、Webサイトが英語表記だったりするので、英語に触れる機会は多いです。

今の働き方を目指すきっかけとなったワーホリ先のシドニー

ワーホリでの経験がWeb業界に飛び込むきっかけに

――Web業界に入ろうと思ったきっかけを教えてください。

もともとWeb業界という選択肢は全くなかったんです。そこからこの仕事に就くまでの経緯をお話しできたらと思います。

私は小さい頃から英語が好きで、「大人になったら海外に行こう」と決めていました。そのため、英語の短大を出た後、お金を貯めるためにブライダル業界で2年働いてから、ワーホリでオーストラリアに行ったんです。

でも実際に海外で働いてみると、日本ではドレスを提案してお客様が喜んでくれるという素敵な仕事をしていたのに、 言語が違うだけでその経験が全く活かせないことにもどかしさを感じてしまって。手に職があったらもっと違ったかもという思いを抱えたまま、帰国を迎えました。

帰国後はハネムーン専門の旅行会社で働いたのですが、職場の環境が合わず、1年で辞めてしまったんです。そこから、特にやりたい仕事もなかったので、「もう一度、海外に行こうかな」と思うようになって。

――思い通りにいかなかった海外へもう一度……?

はい。最初は“夢を叶えるためのワーホリ”でしたが、正直今回は“現実からの逃げ”みたいな気持ちがあったんです。

でもそのことを家族に相談したら、兄から、「このまま行ってもまた同じことになるのでは?」と言われてしまって。「Webの仕事であれば場所を選ばないし、手に職つければ海外でも自分の仕事ができる」という兄の言葉に納得させられた私は、そのアドバイスに飛びのってみることにしました(笑)。

――お兄さんのアドバイス、すごいですね。

自分ではパソコンが得意だとは思っていなかったので、パソコンを使う仕事というのは全然アイデアになかったんですよね。

そこから、WebデザイナーやUXデザイナーの需要が高まっているらしいという兄のアドバイスを受け、まずはWebデザイナーに挑戦してみよう!と、勢いで。

――全くの未経験から、Webデザイナーを目指されたのですね。

はい。まずは私にできそうか、嫌いじゃないかを確かめるために、HTMLやCSSを勉強したり、バナーを作ってみたりしたところ、「この仕事嫌いじゃないな、やってみよう」と思えたんです。

そのまま地元の名古屋で仕事を探し始めたのですが、当時(約9年前)はなかなか未経験OKな求人がなくて。東京ならこういった仕事が多いのかな思い、選択肢を東京に広げたところ、未経験でも働くことができる会社とご縁がありました。この会社に入ったことが、Web業界で働き始めたきっかけですね。

“旅しながら働く“が叶ったマレーシアでのワーケーション(滞在先のロビーで)

実践を通して見えた、Webディレクションという道

――現在のmariさんの仕事はデザインとは異なる仕事をされていると感じるのですが、Webデザイナーとしてキャリアをスタートさせてから、どのようにして今のスタイルになられたのでしょうか?

最初に入った会社では、「mariさんはITの経験がないから、まずは経験を積んでから」と、メルマガの配信業務を任され、なかなかWebデザインに携わらせてもらえなくて。

もっとデザインの勉強がしたいという気持ちもあったので、一旦仕事を辞めて、Web講座を受講。それまでは独学の部分が多かったのですが、基礎をしっかり学べたことで自信がつき、今度は建設系の会社にWebデザイナーとして入社しました。

そこではとにかく人に恵まれましたね。デザイナーやコーダーの先輩方に教えてもらえる環境の中、本格的にデザインを担当し、実践を通してスキルを磨いていくことができましたし、自分の成果物が完成していく嬉しさも初めて味わうことができましたね。

――2社目でやっとデザイナーとしての仕事ができたのですね

はい。ただ、実践を通して経験を重ねていく中で、デザインそのものよりも、できあがってきたデザインの良し悪しをチェックしたり、色々な人とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていくような役割に興味があることに気づきました。

今までも周囲から、「mariさんはディレクションに向いていそう」と言われることが多かったため、次のキャリアとしてWebディレクターを目指そうと思うようになったんです。

――ここがデザイナーから今のスタイルに近づくきっかけですね。

その後、大手ブログサービスを展開する企業に派遣として入社し、ディレクション業務に携わる機会を得ました。CMSベースのコンテンツにデザインを加える業務のディレクションがメインでしたが、人と人の間に立ち、調整や指示を行う役割が自分にとても合っていると感じました。

また、大手企業ならではの環境の中で、裁量を持ってプロジェクトを進めたり、大きな予算を動かしたりする経験を積むことができましたし、ナショナルクライアントとの案件にも関わることができ、非常にやりがいを感じていましたね。 そして、派遣期間の終了を機に、新たな挑戦としてWebディレクターとしてのフリーランスの道を選びました。

大好きな地元の海

どんな要望にも応えるための“広く浅く”というスタイル

――mariさんの“広く浅く”というスタイルには、何かきっかけがあったのでしょうか?

フリーランスとして活動する中で、業務の幅を広げる機会に恵まれたと思っています。

建設系の会社で働いていたときに、私も現在携わっているおもちゃ事業のメンバーの人と出会ったのですが、「いつか独立して一緒に働きたいね」と言い合うような仲だったこともあり、別の会社に移ってからも副業として仕事を紹介してくれて。派遣が終了したタイミングで、そのおもちゃ事業のボスから「一緒に働かないか」と声をかけていただきました。

以前からおもちゃ事業のSNS運用を手伝っていたのですが 、「こういうこともやりたいんだけど、お願いできる?」「次はこれをやりたいのでお願い!」というように次々と依頼がくるので、応えているうちに私の仕事の幅がどんどん広がっていって。

基本的に「手伝えることがあれば何でも手伝います!」というスタンスなので、色々な方から様々な業務を任せていただけるようになったことが、“広く浅く”のきっかけになったのかなと思います。特定の分野にとらわれず、幅広い視点でサポートできることは私の強みだと実感しています。

――mariさんの仕事の原動力になっているものは何でしょう?

私にひとりで大企業を救えるような力はないけれど、「ちょっと手伝ってほしいな」とか、「これしてくれたら嬉しいな」という、“少しだけ困っている人”を手助けすることはできると思っています。それが自分の使命感でもあり、そういう人の力になりたいという気持ちが1番のモチベーションになっています。

Webの世界って、詳しい人にとっては簡単なことでも、初心者には難しく感じることも多いですよね。私自身、何も知らなかった頃は「Webってどうできているんだろう?」と漠然とした疑問を抱えていました。

地元・愛知では東京ほどWeb業界が身近ではなく、周りにもWebに詳しい人は少ない。そんな中で、少し知っているだけでも困っている人を助けることができると気づいたんです。その実感が、「この仕事を続けていきたい」という気持ちにつながっているのだと思います。

旅とコーヒーは私の原動力(ワーホリ中によく通ったカフェ)

Kanonのミッション「心地よい選択のできる世界を作る」について思うこと

――Kanonの印象を教えてください。

ミッションにもありますが、Kanonは、“女性らしさ”や女性クリエイター”を大切にしている本当に素敵な会社だなと思います。

私自身、「誰かの手助けになりたい」という想いを大切にしながら仕事をしていますが、特に女性を応援したいという気持ちが強いんです。というのも、私自身が恋愛や人間関係に悩み、自己肯定感が低くなってしまった経験があり、周囲にも同じような悩みを抱える女性が多かったからです。「もっと自信を持てば、もっと輝けるのに……」と感じることが何度もありました。

これは私の考えですが、女性が幸せだと男性も幸せになれるし、男性が幸せになると女性を幸せにできる。それがうまく循環したときに、社会全体がより良くなっていく。つまり女性が幸せであることが、世界平和に繋がると本気で思っているんです。(照)

女性がもっと自分に自信を持ち、もっと輝ける世界にしたいという私の気持ちとリンクするものを、Kanonの代表である岩津さんの言葉から感じました。

――最後に、Kanonのミッションである「心地よい選択のできる世界を作る」について聞かせてください。mariさんにとっての心地よい世界とは何でしょう?

私にとっての心地よい世界は、“自分の表現したいものを表現して批判されない世界”です。

これは海外に行った経験が大きく影響しているのかもしれないですが、海外に行くまでの私は、自分に自信がないし、コンプレックスも結構あって、人の目を気にして生きていたんですよね。でも海外に行ってみて、人の目を気にせず自分が着たい服を堂々と着ている人、自分がやりたいことを堂々とやっている人、それを誰も気にしないという環境に触れて、すごく心地よいなと思ったんです。

一人ひとりが「自分は自分でいてよいんだ」というマインドを持つことができて、誰にも批判されない世界が本当に心地よい世界なのかな、と。わかりやすく言うと、ただの“マイウェイ”なんですけどね!(笑)

――自己肯定感のお話には、とても共感してしまいます。mariさんの言葉にすごく元気づけられました。素敵なお話をありがとうございました!

仕事を通して知り合った仲間とのホームパーティー


聞き手:星野綾美(Instagram
文・編集・サムネイルデザイン:田村佳苗(Instagram

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